【異常気象とは?】温室効果ガスによる地球温暖化との関係についてわかりやすく説明!

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歴史・文化・自然

異常気象

異常気象とは、何十年も経験したことがないような極端な気象が起こることです。例えば、激しい暴風雨が数時間も続いたり、又は日照りや干ばつが数か月も続いたりすることです。

すなわち、熱帯低気圧が発達して台風、ハリケーン又はサイクロンが発生しますが、以前に比べて、それが非常に大型化しています。例年にない猛暑が続くこともあります。このような現象は異常気象と言えます。

異常気象の原因

偏西風の蛇行が例年と異なる位置で流れたり、熱帯における大規模な積雲対流群の活動が広い範囲に影響したりして、通常の気候変動が変化するとき、異常気象が起こると考えられてきました。

すなわち、偏西風の位置がいつもよりずれて流れたり、熱帯の大きな入道雲の対流活動(あたためられた部分が膨張して、軽くなって上に昇り、温度の低い部分と入れかわること)が遠くまで影響したりして、いつもの気候変動が変わるとき、異常気象が起こると考えられてきました。

また、太平洋における赤道区域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて、海面水温が平年より高い状態が続くことをエルニーニョ現象と言います。

同様の地域において、海面水温が平年より低い状態が続くことをラニーニャ現象と言います。異常気象は、これらが発生したことが原因とも考えられてきました。

最近は、異常気象は地球温暖化にも原因があると考えられています。具体的には、地球の平均気温が上昇すると雨の降り方が変化します。つまり、ある地域において短時間に雨が集中的に降ったり、逆に、ある地域において長い間雨が降らなくなったりします。

地球温暖化

大気中の温室効果ガス濃度が増加することによって、世界中において気温が上昇してきています。

温室効果ガスの主なものは二酸化炭素です。二酸化炭素は、石炭、石油、天然ガスなどの化石燃料を燃やすときに発生します。

また、エアコンや冷蔵庫の冷媒として使われているフロンも温室効果ガスです。フロンは、オゾン層を破壊するとともに地球温暖化に対して非常に影響を及ぼしています。

例えば、火力発電所は、電気を作るときに、大量の化石燃料を燃やします。そのため、大量の二酸化炭素を排出します。

また、自動車もガソリンという化石燃料を燃焼させるので、二酸化炭素を発生します。このような活動が地球温暖化を加速させています。

僕たちの生活は便利になったけど、

地球温暖化が進んできたわけだ!

自分たちの生活を見つめなおす必要があるね!

まとめ

異常気象は地球温暖化が原因で起きています。地球温暖化防止のため、国際社会では温室効果ガスの削減に向けた取り組みが行われています。私たちも、なるべく二酸化炭素を出さないためのライフスタイルを送る必要があります。

しかし、その達成には長期間を必要とします。また、仮に将来において気温の上昇が抑えられたとしても、もとの気温に下がるわけではありません。

したがって、これからも異常気象は起こると考えられます。その災害を未然に防止する方法を真剣に検討していくことが大切です。

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