金融商品の選び方
色々な金融商品がある中で、資産を増やすためにどの商品を選ぶべきか？いつも悩むところです。
このため、３つの観点から、代表的な金融商品である株式、債券、投資信託をそれぞれ分析しました。自分に合った商品を選ぶうえで参考にしていただければ幸いです。
金融商品を分析する３つのポイント
「安全性」とは、金融商品を購入したときの元手が目減りしたり、期待していた利益が得られなくなったりするリスクがないか、ということです。
「収益性」とは、金融商品を運用して、期待する利益がどのくらいあるか、ということです。
「流動性」とは、金融商品を運用しているときでも、必要なときにはすぐに現金に換えられるか、ということです。
この3つのポイントに基づいて各金融商品を分析し、自分に合った金融商品を選ぶことが重要です。
金融商品の株式について
安全性
株式を売買して値上がり益を狙う場合には、安全性は下がります。特に短い期間で売買する場合には、リスクが高まります。
また、購入した株式の会社が破綻するかもしれない、というリスクもあります。
他方、配当金や株主優待（商品券、商品等の提供）を期待して、長く株式を保有する場合には、安全性は高まります。
分散投資（複数の会社の株式を購入すること）によって、株価の値上がりと値下がりが相殺されれば、変動による損失を抑えることが可能です。
収益性
株式は、短期的な売買で値上がり益を狙う場合には、収益性は高くなります。長期的に株式を保有する場合には、収益性は少し低くなります。
流動性
株式は、株価の変動を考えなければ、売りたいときに売ることができるので、換金しやすく、流動性は高いです。
株価が大幅に値上がりすれば、大儲けができるけど、
お幅に値下がりすれば、大損するから、
リスクをよく考えないとね！
金融商品の債券について
安全性
債券は、国や地方公共団体又は会社などにより発行されています。満期のときに受け取る金額などがあらかじめ決められているので、安全性は高いです。
国債や地方債は安全性がかなり高いですが、社債は、会社が倒産した場合に元本等を失うかもしれません。
外国の債券は、為替の変動（円高による元本割れ）やカントリーリスク（政治や経済状況の混乱による元本割れ等）によってマイナスの影響を受ける可能性があります。他方、一般的に利子は高く、円安によって元本が増える可能性もあります。
収益性
債券は、預貯金よりは利率は高いですが、低金利ではあまり期待できません。債券を保有している間でも利子を定期的に受け取れます。
流動性
満期前に債券を売りたいときは、証券会社等が買い取ってくれますので、流動性は高いですが、売却損の可能性はあります。個人向け国債には、1年間の中途換金不可などの条件があります。
正直なところ、利益はあまり期待できないけど、
損のない安全な資産だね！
金融商品の投資信託について
安全性と収益性
投資信託は、色々な金融商品を組み合わせて、分散投資をするパッケージ商品です。このため、リスクは軽減されます。
投資信託は、資金運用の専門家が集めたお金をまとめて運用し、その利益を還元する金融商品です。安全性又は収益性を優先しているものなど、商品によって特徴があります。
投資信託は、株式が組み込まれていれば、安全性は低くなりますが、収益性は高くなる可能性があります。債券が組み込まれていれば、安全性は高いですが、収益性は低下します。
一般的に言えば、安全性については、株式より高いですが、債券より低いです。また、収益性については、株式より低いですが、債券より高いです。
流動性
多くの投資信託は、申し込んでから、4，5日で換金されますので、流動性は高いです。
運用はプロに任せられるから、
それなりに安心して利益を得られるね！
どのパッケージを選ぶかがカギだね！
「安全性」「収益性」「流動性」のうち
どれを優先するかな？
しっかりと検討することが大切だよ！
自分に合ったものを選びたいね！
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