【集中豪雨】【ゲリラ豪雨】【線状降水帯】の違いをわかりやすく説明!

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歴史・文化・自然

大雨

天気予報では、大雨注意報又は大雨警報が発表されたことを説明することがあります。それは、大量の雨が激しく降ることによって、洪水などの災害が発生する恐れがあることを知らせています。

このように、大雨とは、特定の地域で一定の時間に雨が大量に降ることです。この大雨が降ることについて、集中豪雨、ゲリラ豪雨、線状降水帯という表現を使うことがあります。

でも、そのような言い方の違いはわかりますが、何が違うのか今ひとつよくわかりません。そこで、それぞれの意味をわかりやすく説明して、違いを明らかにしたいと思います。

集中豪雨

集中豪雨とは、特定の地域において数時間にわたって大雨を降らせることです。この場合の大雨とは、100ミリ~数百ミリの雨が降ることです。

集中豪雨は、積乱雲が次々に発生し、発達することによって起きます。洪水による建物の浸水や道路の冠水など、重大な災害を引き起こします。

ゲリラ豪雨

ゲリラ豪雨とは、狭い範囲で短時間に数十ミリの雨が強く降ることです。局地的大雨と呼ばれています。

ゲリラ豪雨は、積乱雲が発達することによって起きます。急に激しい雨が降るため、河川などの急激な増水をもたらします。

線状降水帯

線状降水帯とは、長さが50~300キロメートルで、幅が20~50キロメートルの帯状の区域において激しい雨が降ることです。

積乱雲が次々と発生して、それが列をなして組織化した積乱雲群をつくります。その群れが、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過することによって、線状降水帯は作り出されます。

このように線状降水帯では、積乱雲が同じ場所で次々とつくられ、風に流されて連なり、帯状に激しい雨をもたらします。

これをバックビルディング現象と呼ぶよ!

すなわち、線状降水帯では、集中豪雨が広い帯状の範囲で長時間続いているとも言えます。その結果、洪水などの災害を広い範囲において引き起こします。

まとめ

「集中豪雨」は、ある特定の範囲で数時間にわたり激しい雨を降らせます。そして「線状降水帯」では、この「集中豪雨」が帯状に連なっていると言えます。

「ゲリラ豪雨」は、狭い範囲で短い時間に激しい雨を降らせます。ただし、この言い方は気象庁では使用されていません。

気象庁では、ゲリラ豪雨を局地的大雨と呼んでいるね。

すなわち、「線状降水帯」は、これが発生すると、広い範囲で長い時間にわたって大雨が降り、洪水などの災害が起きる重大な危険がある、ということを知らしめるために、使われている表現です。

「集中豪雨」と「ゲリラ豪雨」は両方とも大雨が降ることですが、降る範囲や時間に違いがあります。

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