【甘くて美味しいサツマイモ!】栄養素と健康への効果をわかりやすく解説!

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サツマイモの栄養素

秋になると、畑でサツマイモを掘る姿を見かけます。そして、店頭にも色々な種類のサツマイモが並び、秋が旬の甘くて美味しいサツマイモを味わうことができます。ちなみに、サツマイモは、70度くらいの温度で、ゆっくり蒸すと、甘みが増して美味しいそうです。

サツマイモには、炭水化物、食物繊維、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リンやビタミンCなど色々な栄養素が含まれています。次にそれぞれの栄養素の効能について解説します。

サツマイモは、皮の部分に豊富な栄養素が含まれているよ。

だから、皮付きのまま食べるのがおすすめだよ。

サツマイモの炭水化物の効能

炭水化物は、三大栄養素(たんぱく質、炭水化物、脂質)のひとつです。炭水化物と脂質は、体内で消化されると、脳や身体を動かすエネルギー源になります。特に、炭水化物は、ブドウ糖をエネルギー源とする脳、神経組織、赤血球、腎尿細管や精巣などに直接ブドウ糖を供給することができます。

一方、炭水化物は、糖質ですから、摂り過ぎは肥満の原因になります。そして、炭水化物は、体内で消化・吸収されてエネルギー源になる糖質と消化・吸収されない食物繊維に分けられます。

サツマイモの食物繊維の効能

食物繊維には、水に溶ける水溶性食物繊維と水に溶けない不溶性食物繊維があります。サツマイモには、この両方が含まれていますが、人の消化酵素では消化することができません。

水溶性食物繊維には、小腸で糖質の吸収を緩やかにして、食後の血糖値の上昇を抑制する働きがあります。また、コレステロールを吸着して排泄させるので、血中のコレステロール値を低下させる効果があります。

さらに、ナトリウムを身体の外に排出する働きもあるので、高血圧を予防する効果もあります。一方で、水溶性食物繊維は、大腸内で発酵・分解されると、ビフィズス菌などの善玉菌のエサになります。すなわち、善玉菌が増えて、腸内環境が改善されます。

不溶性食物繊維は、水分を吸収して便を膨らませます。便が増えると、大腸内から刺激されて、便秘が改善される効果があります。便秘の改善は肌をきれいにする効果も期待できます。

また、不溶性食物繊維は、有害物質を吸着して、便と一緒に身体の外に排出させるため、大腸がんのリスクを減らす効果が期待されます。

サツマイモのカリウムの効能

カリウムには、余分なナトリウム(塩分)を身体の外に排出する働きがあります。つまり、塩分の摂り過ぎを調整することができます。そのため、むくみや高血圧を予防したり、改善したりする効果があります。

サツマイモのカルシウムの効能

カルシウムは、骨や歯を構成する主要な物質です。つまり、骨や歯をつくるうえで欠かせないミネラルです。不足すると、骨などが十分に成長せず、骨粗しょう症の原因にもなります。

また、カルシウムは、血液の凝固を促して、出血を防いだり、心筋や筋肉を収縮させたり、神経を安定させたりする作用にも関係しています。

サツマイモのマグネシウムの効能

マグネシウムも、カルシウムやリンと結合して、骨や歯をつくる重要なミネラルです。また、300種類以上の酵素を活性化する働きを持つ物質です。筋肉を収縮したり、神経情報を伝達したり、体温や血圧を調整したりする働きにも関係しています。

そのため、マグネシウムが不足すると、骨や歯をつくるうえで悪影響があるだけでなく、不整脈や高血圧、神経過敏などになったり、筋肉がけいれんを起こしたりする恐れがあります。

サツマイモのリンの効能

リンも、カルシウムやマグネシウムと結合して、骨や歯をつくる重要なミネラルです。リンは、骨や歯を丈夫にするだけではなく、細胞膜や核酸、エネルギーを発生させる化合物の構成成分になっています。また、細胞の浸透圧を保つなど、体内の色々な働きに関与しています。

サツマイモのビタミンCの効能

人は、ビタミンCをつくるために必要な酵素を持っていないので、ビタミンCを体内でつくることはできません。そのため、食事などで常に摂取する必要があります。そして、サツマイモにはビタミンCが豊富に含まれています。

ビタミンCは、コラーゲンを構成するアミノ酸をつくるうえで不可欠の栄養素です。そのため、ビタミンCが不足すると、皮膚などの弾力が低下したり、骨粗しょう症や壊血病になったりする恐れがあります。

ビタミンCには、活性酸素の働きを抑制する抗酸化作用があります。そのため、動脈硬化や風邪などの病気を予防する効果が期待できます。また、抗酸化作用には、紫外線によって肌の中にメラニンがつくられるのを抑制して、シミやくすみを防ぐ効果もあります。

さらに、抗酸化作用には、傷や炎症の治りを促す効果もあります。そして、老化を防止して、健康や若々しさを保つとともに、しわを防ぐ効果も期待できます。ビタミンCは加熱により分解されますが、サツマイモのビタミンCは、でんぷんによって保護されているため、加熱してもほとんど分解されません。

サツマイモの葉酸の効能

葉酸は、ビタミンB群のひとつで、赤血球をつくるのを助けるビタミンです。また、葉酸は、DNAやRNAの核酸やたんぱく質の合成を促進して、細胞の分裂などを助けます。そのため、胎児の発育にとって欠かせない栄養素です。特に、女性は、妊娠前から摂取することをすすめられています。

サツマイモのビタミンEの効能

ビタミンEには強い抗酸化作用があります。そのため、ビタミンEは、体内の脂質が酸化するのを防ぎます。ビタミンEには、細胞や血管の健康を維持したり、老化を防止したりする働きあります。

また、血中の悪玉コレステロールの酸化を防止する働きもあります。これにより、動脈硬化や脳卒中などの生活習慣病を予防する効果も期待できます。

サツマイモのヤラピンの効能

ヤラピンは、生のサツマイモを切ったときに出てくる白い液体で、放っておくと黒いタール状のものに変わります。そのヤラピンは皮の近くに豊富に含まれています。

ヤラピンは、腸の動きを促進して、便を柔らかくしたり、老廃物を排出したりするのを助けて、腸内環境を整えます。サツマイモを食べると、便秘を改善する効果があると言われていますが、このヤラピンと食物繊維との相乗効果によるものと考えられています。

サツマイモの皮の栄養素

サツマイモの皮には豊富な栄養素が含まれていますが、皮にしか含まれていない栄養素としては、アントシアニンとクロロゲン酸があります。アントシアニンは、ポリフェノールの一種で、細胞の酸化を抑制する抗酸化作用を持っています。目の機能を改善したり、白内障を予防したりする効果が期待できます。

クロロゲン酸も、ポリフェノールの一種で、抗酸化作用を持っています。糖尿病や脂肪肝を予防する効果が期待できます。これは、コーヒーにも多く含まれている栄養素です。

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