約46億年の【地球の歴史(第3部)】についてわかりやすく解説!

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歴史・文化・自然
ティラノサウルス

地球の歴史は、先カンブリア時代、古生代、中生代、新生代という4つの地質時代に大別されます。これらの時代は主に生物の進化と絶滅を基準にして分けられています。そこで、地球の歴史について4部に分けて解説します。第1部では、地球誕生から大型化した多細胞生物が出現した先カンブリア時代について解説します。第2部では、無脊椎動物の出現から哺乳類型爬虫類の出現までの古生代について解説します。第3部では、恐竜が繁栄して絶滅した中生代について解説します。第4部では、人類の祖先が出現して進化していった新生代について解説します。

中生代

中生代は、約2億5200万年~6600万年前の地質時代のことです。この時代は、三畳紀(約2億5200万年~2億100万年前)、ジュラ紀(約2億100万年~1億4500万年前)、白亜紀(約1億4500万年~6600万年前)の3つに分けられます。中生代は恐竜が生きていた時代です。恐竜は三畳紀に初めて現れました。そして、ジュラ紀から白亜紀にかけて繁栄しましたが、白亜紀の末には絶滅してしまいました。

恐竜の一部は鳥類に進化して現在の鳥の祖先になりました。さらに、中生代には哺乳類の祖先が現れました。植物では、裸子植物が出現して同時代を通して繁茂しました。ジュラ紀末から白亜紀の初めには花をつける被子植物も出現して多様化していきました。また、同時代には、海底火山の活動によって二酸化炭素が大量に放出されたため、温暖化が進みました。それにより、地上には植物が繁茂しました。そして、それを食物とする草食恐竜や草食恐竜を捕食する肉食恐竜が繁栄しました。

三畳紀

このような中生代の始まりが三畳紀です。約2億4000万年前、超大陸パンゲアが形成されました。北半分がローラシア、南半分がゴンドワナと呼ばれています。そして、テチス海という内海がありました。この1つの超大陸を取り囲む大海はパンサラッサと呼ばれています。高温で乾燥していた時代でしたが、約2億3400万~2億3200万年前の間には、大規模な火山活動によって二酸化炭素が大量に放出されたため、温暖化が進みました。

超大陸パンゲア

そのため、海水温が上昇して海水の蒸発が加速しました。そして、大量の雨が降り続きました。これを「カーニアン多雨事象」と呼んでいます。この大雨によって陸上の植物の生態や植生の分布などが変化しました。また、大雨によって栄養を含んだ土砂が海に大量流出したため、海中のプランクトンが大量に発生して、海中では酸欠状態が引き起こされました。このような環境の変化の中で、陸上においては爬虫類から分化した恐竜が現れて多様化していきました。

エオラプトル

そして、哺乳類の特徴を持った生物も出現しました。しかし、海では多くの海洋生物が絶滅して、新たな生物の出現をもたらしました。三畳紀中期の約2億3000万年前、エオラプトルに代表される恐竜の祖先が現れました。エオラプトルは、1メートルほどの小型の雑食恐竜で、後足が長く素早く走ることができました。そのほか、陸上では、小型の肉食恐竜や翼竜も現れました。また、約2億2500万年前、アデロバシレウスという最古の哺乳類が現れました。

アデロバシレウスは、小さなネズミのような姿で、昆虫などを食べ、恐竜に捕食されないように夜間に活動していたと考えられています。また、海では魚竜や首長竜が現れました。また、現在のカメやワニの祖先もこの時代に出現しました。しかし、三畳紀末の約2億年前、4回目の生物大量絶滅が起こりました。それは、超大陸パンゲアの分裂を引き起こした大規模な火山活動が原因でした。

すなわち、火山の噴火が大量の浮遊粒子状物質を大気に放出・拡散させたため、太陽の光が反射して地表に届きにくくなりました。その結果、植物は光合成が妨げられ、気候は寒冷化していきました。この時代、大型(5~7メートル)のワニのような爬虫類が繁栄していました。そして、この爬虫類は、食物連鎖の頂点に立って、当時まだ小型だった恐竜を捕食していました。しかし、今回の大量絶滅によってこの爬虫類も絶滅したため、恐竜は天敵から身を隠す必要がなくなりました。そして、ジュラ紀と白亜紀には、恐竜は大型化して繁栄していきました。

ジュラ紀

ローラシア大陸とゴンドワナ大陸

ジュラ紀(約1億8000万年前)には、三畳紀末に分裂を開始した超大陸パンゲアが南北に分裂して北のローラシア大陸と南のゴンドワナ大陸になりました。ジュラ紀は、火山活動によって大気中の二酸化炭素の濃度が高く、温暖で湿潤の気候でした。陸上では、裸子植物が生い茂り、大森林がいくつも形成されました。そして、被子植物も現れました。絶滅を免れた恐竜は、多種多様な種類に進化して大型化していきました。

始祖鳥

また、 始祖鳥(アーケオプテリクス)も現れました。しかし、始祖鳥は、翼にはカギ爪をある指、口には鋭い歯、尾には骨がありました。すなわち、恐竜と鳥の特徴を併せ持っていました。始祖鳥は、原始的な鳥でしたが、現在の鳥類の祖先ではありませんでした。鳥類の祖先は、ジュラ紀末の約1億5000万年前までに一部の恐竜から進化しました。ジュラ紀を代表する恐竜にはアロサウルス、ブラキオサウルス、ステゴサウルスがいました。アロサウルスは、大型の肉食恐竜で草食恐竜を捕食していました。

アロサウルス

体長は8~12メートル、高さは3~4メートルありました。頭部と顎は大きく鋭い歯を持ち、二足歩行していました。ブラキオサウルスは、大型の草食恐竜で長い首を持っていました。体長25メートル前後で、キリンのように首を上げると高さは16メートルくらいありました。ステゴサウルスは、大型の草食恐竜で、体長は7~9メートル、高さは3メートル前後ありました。頭部は小さく、首から背中と尾にかけて板のような骨の突起がありました。

ブラキオサウルス
ステゴサウルス

尾の先のとげのような突起は身を守る武器として使われていたと考えられています。海中では、魚竜のイクチオサウルスや首長竜のプレシオサウルスが生息していました。また、ランフォリンクスやディモルフォドンという翼竜も生息していました。次に解説する白亜紀には、北極や南極に氷河が見当たらないときもあるほど非常に温暖な気候となりました。すなわち、海底火山が活発に活動していたため、二酸化炭素が大量に放出されて地球全体が温暖化していました。

白亜紀

白亜紀には、裸子植物に代わって被子植物が多様化して色々な花を咲かせました。これらの被子植物の多くの種類は現在の被子植物につながるものでした。このような植物の変化は、それを食する草食恐竜の進化にも影響を与えたものと考えられています。また、白亜紀は大陸の分裂がさらに進んだ時代でした。そのため、恐竜が生息した最後の時代ですが、各大陸においてそれぞれの恐竜が独自の進化を遂げました。

ティラノサウルス

ステゴサウルスのように絶滅した恐竜もありましたが、アンキロサウルスのような鎧竜類は繁栄しました。さらに、進化して多様化した恐竜もありました。その結果、白亜紀は恐竜の種類が最も多くなりました。白亜紀を代表する恐竜にはティラノサウルスやトリケラトプスがいました。また、翼竜にはプテラノドンがいました。ティラノサウルスは、この時代における最大の肉食恐竜で、体長は12~13メートルに及び、高さは5~6メートルあって、小さな前足と太くてたくましい後足を持ち、二足歩行していました。

トリケラトプス

また、巨大な顎とのこぎりのような鋭く大きな歯で、捕獲した獲物を骨ごとかみ砕いて食べたと考えられています。トリケラトプスは、大型の草食恐竜で、体長は7~9メートルあって、太くて頑丈な胴体をしていました。大きな頭部には闘牛のような2本の角と鼻先にはサイのような角がありました。そして、口先にはオウムのようなくちばし、首周りには大きなヒダありました。この特徴的な姿は、ティラノサウルスなどの肉食恐竜から身を守るために備わったものと考えられています。

プテラノドン

プテラノドンは、長いくちばしと翼を持った大型翼竜で、翼を広げた体長は7~9メートルありました。しかし、空を飛ぶため、体重は非常に軽くて15~25キログラムと考えられています。頭の後ろには長いトサカがありました。長く尖ったくちばしには歯がないため、主食の魚を丸呑みしていました。また、白亜紀後期には哺乳類が有袋類と有胎盤類に進化しました。白亜紀末に至ると、大陸はさらに分裂していきました。

すなわち、北半分のローラシア大陸は、北アメリカ大陸とユーラシア大陸に分裂して大西洋が形成されていきました。南半分のゴンドワナ大陸は、南極大陸、オーストラリア大陸、アフリカ大陸、南アメリカ大陸に分裂していきました。そして、白亜紀末には、5回目の生物大量絶滅が起こったため、これまで繁栄してきた恐竜が絶滅しました。一方、鳥類、両生類、哺乳類などは絶滅を免れました。絶滅の原因は次のように考えられています。

直径約12キロメートルの巨大な隕石が、現在のメキシコのユカタン半島付近に落下しました。この衝撃によって直径約200キロメートルのクレーターができました。同時に、膨大な量のばいじんや粉じんなどの浮遊粒子状物質が大気中に拡散しました。これによって、太陽の光は遮られ、気温が急激に下がるとともに、植物の光合成も妨げられました。このように、地球環境が悪化した結果、植物が激減しました。そのため、草食恐竜が死に絶えました。そして、その草食恐竜を捕食していた肉食恐竜が絶滅しました。

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