【人類は火星に移住できるか?】火星という惑星についてわかりやすく解説!

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歴史・文化・自然

移住先の拡大

人類は、太古の昔には、この広い地球の一部の地域に住んでいました。そこから、人口が増加するに伴い、住む場所を広げていきました。最初は、自ら歩いて移動しました。やがて、馬などの動物を使って、遠くまで移動することができるようになりました。

また、舟を作りはじめると、海に出て移動するようになりました。時がたち、造船や航海の技術が発達すると、船を使って、別の大陸に移住することも可能になりました。そして、歴史上、船による新大陸の発見や世界一周の達成が始まりました。

その後も、移動手段は発達していきました。人口はさらに増大し続けて、世界中で人の居住地域は拡大していきました。今後も、人口は増加していくことが予想されます。そして、人類は、急速な科学技術の進歩によって、地球の外に出ることを可能にするロケットという移動手段を手に入れました。

そして、人類は、地球の衛星である月に到達することができました。科学技術の進歩に終わりはありません。宇宙で地球に近い惑星は火星です。近い将来には、惑星間の移動を可能にする有人宇宙船も開発されるでしょう。

その時、火星に移住するという夢も実現に向けて動き始めます。では、火星とはどのような惑星なのでしょうか?火星までどのくらいの距離があるのでしょうか?火星とはどのような環境なのでしょうか?次に、このような疑問について解説していきます。

火星という惑星

火星の直径は約6,800キロメートルです。その最も長い外周は約21,300キロメートルです。地球の直径は約12,800キロメートルで、その外周は約40,100キロメートルですから、地球のおおよそ半分の大きさと言えます。

火星は地球とほぼ同じ速度で自転しています。つまり、火星の1日は24時間37分です。そして、火星は、太陽から約2億2,800万キロメートル離れたところを公転しています。その公転周期は687日です。すなわち、火星はおおよそ1年11か月かけて太陽を1周しています。

火星の赤道傾斜角も地球のものと似ています。火星が25.2度に対して地球は23.5度です。このため、火星にも春夏秋冬の季節があります。また、地球の重力を1Gとすると火星の重力は0.38Gになります。つまり、物の重さが約3分の1近くになります。

火星までの距離

地球の公転周期は365日ですが、火星の公転周期は687日です。また、火星は楕円形で公転しています。このため、地球と火星の距離は変化しています。最も遠いときは4億キロメートル程度になります。最も地球に接近したときは約5,600万キロメートルになりました。

最も短い距離で計算すると、現在の技術では8か月以上(250日~260日位)かかるそうです。人類が火星探査に行くためには、往復2~3年は必要になると考えられています。

長い旅ですね。さらに科学技術が進歩して、

もっと時間が短縮されるといいですね!

火星の環境

火星の表面は赤く見えます。それは、表面が酸化鉄(赤さび)を多く含んでいる岩石や土でできているからです。また、大気は、地球に比べて非常に薄く、96パーセントが二酸化炭素で占められています。

2021年にNASAの火星探査機パーシビアランスが火星に着陸したとき、

そこに搭載されていたMOXIEという装置を使って、

二酸化炭素から酸素を作ることに成功したというニュースを見たけど、

火星移住を実現するうえで素晴らしいニュースだね!

火星の平均気温は-63℃になるそうです。気温が高いときは30℃以上になりますが、気温が低いときは-140℃にもなるそうです。火星の北極と南極には、二酸化炭素の氷(ドライアイス)と水の氷があります。空には、ドライアイスの粒で作られている雲があります。そして、ダストストームと呼ばれる巨大な砂嵐がしばしば発生します。

まとめ

火星の1日(24時間37分)は地球の約1日にあたりますが、火星は1年11か月近くかけて太陽の周りを回るので、地球の1年は火星の約1年11か月です。重力は地球のだいたい3分の1です。

火星に行くには、最短でも宇宙船で8か月以上飛行する必要があります。無事到着しても、火星の大気はほとんどが二酸化炭素で、極端に温度差が激しい、砂漠のようなところです。人間が住めるところではありません。しかし、将来、人類は、多くの困難を克服して、火星への移住を目指していくと思います。





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