【TPPとは?】加盟国、経緯やメリット・デメリットについてわかりやすく説明!

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国際・政治

TPPとは

環太平洋パートナーシップ(Trans-Pacific Partnership)の略称です。 

TPP協定は、アジア太平洋地域の国々で、関税の撤廃、サービスや投資の自由化、知的財産の保護、金融サービスや電子商取引の促進、国有企業の規律などのルールを設けることを目的とした経済連携協定です。

TPPの加盟国

2023年7月、加盟国は、オーストラリア、カナダ、シンガポール、チリ、日本、ニュージーランド、ブルネイ、ベトナム、ペルー、マレーシア、メキシコ、イギリスの12か国です。

2023年7月にイギリスが加盟を認められる。

イギリスの加盟によって、
TPPはアジア太平洋地域からヨーロッパにも広がり、
加盟国の国内総生産(GDP)の合計は、世界全体の
12%から15%に増えることになるよ!

TPPの経緯

2015年10月、TPP協定は、オーストラリア、ブルネイ、カナダ、チリ、日本、マレーシア、メキシコ、ニュージーランド、ペルー、シンガポール、米国、ベトナムの12か国で交渉が進められてきた結果、米国のアトランタでの閣僚会合において大筋合意になりました。

2017年1月、米国がTPPからの離脱を表明しました。

2017年11月、ベトナムのダナンにおいて、米国を除く11か国が早期発効を目指して閣僚会合を行った結果、「環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(TPP11協定)」が大筋合意になりました。

2018年3月、チリでTPP11協定が署名されました。

2018年12月、メキシコ、日本、シンガポール、ニュージーランド、カナダ、オーストラリア、ベトナムの7か国が国内手続を完了し、それぞれ同協定は発効しました。

2021年9月にペルーにおいて、2022年11月にマレーシアにおいて、2023年2月にチリにおいて、2023年7月にブルネイにおいて、それぞれ同協定は発効しました。

2023年7月、TPPの閣僚級会合がニュージーランドで開かれ、イギリスの加盟が正式に認められました。

現在、中国、台湾、エクアドル、

コスタリカ、ウルグアイ、ウクライナが

TPPへの加盟を申請しているよ!
TPPはますます拡大するね!

TPPのメリット

関税が撤廃され、外国から輸入される肉、野菜、果物、乳製品などが安くなります。

また、関税の撤廃は、日本の輸出競争力を高め、多くの日本製品が輸出されることになります。

金融サービスや知的財産の保護などルールに基づく国際取引が徹底されます。

関税撤廃によって、外国から安い医薬品や医療機器が輸入され、医療関係の負担が減ります。

TPPのデメリット

関税が撤廃されるので、外国の安い農産物などが出回り、日本の農業が打撃を受けることにもなります。

食品の添加物、遺伝子組み換え食品、残留農薬などが規制緩和される結果、食の安全が脅かされることにもなります。

医療保険が自由化され、混合診療が解禁されると、国民皆保険制度の崩壊につながる可能性があります。

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