ちょっと気になる【野菜と果物の区別】についてわかりやすく解説!

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食べ物・飲み物

野菜と果物

スーパーに買い物に出かけると、野菜や果物コーナーがあります。野菜コーナーには、キャベツ、ハクサイ、コマツナ、レタスなどの葉菜類(ようさいるい)やダイコン、ニンジン、ジャガイモ、ゴボウなどの根菜類(こんさいるい)などが陳列されています。一方、果物コーナーには、リンゴ、バナナ、イチゴ、オレンジなどの果実が陳列されています。

野菜と果物の区別には様々な考え方があります。非常に大雑把に考えると、草の根、茎、葉などが野菜で、果実が果物になります。すなわち、前者は、葉菜類や根菜類として食料品店でよく見かける野菜です。一方、後者は、果実としてリンゴ、ナシ、カキ、ミカン、サクランボ、ブドウなど色々な果物があります。

また、一般的に野菜と果物には味覚の感じ方にも違いがあります。野菜を生のままで食べると、苦みなどを感じたり、ほとんど味を感じなかったりして美味しいと感じるものは少ないです。そのため、野菜を食べるときは、調理したり、ドレッシングなどをかけたりして野菜に味付けをします。

一方、果物を食べるときは、調理せず生のまま食べることが多いです。ほとんどの果物は、甘い又は甘酸っぱい味がするので、そのまま食べても美味しく感じられます。すなわち、調理して食べるのが野菜、生のまま食べるのが果物というイメージもあります。

しかし、ここで疑問がわきます。たとえば、イチゴ、メロン、スイカは、食料品店などでは果物コーナーに陳列されています。一般的にも生のまま食べても美味しい果物として扱われています。しかし、野菜の一種とも言われています。

一方、トマト、ナス、キュウリは、草の根、茎、葉などではなく果実ですが、一般的にはサラダを含め調理して食べる野菜として扱われています。そして、食料品店などでは野菜コーナーに陳列されています。これらの疑問に答えるため、次に野菜と果物の区別を明らかにしていきたいと思います。

野菜とは

野菜とは、苗を植えて1年以内に収穫する草本(そうほん)植物で、食用にする根、茎、葉、花、芽の部分のことです。草本植物とは、茎の部分が柔らかく木のように硬くならない植物のことです。また、「一般に、野菜とは、食用に供し得る草本性の植物で、加工の程度の低いまま副食物として利用されるもの」という農林水産省の定義もあります。

つまり、野菜は畑で1年以内に栽培、収穫される草本植物です。そして、イチゴ、メロン、スイカは、栽培方法が苗を植えて1年以内で収穫する点で一般的な野菜と同じなため、野菜として分類されています。しかし、イチゴ、メロン、スイカは、一般的には野菜というよりもむしろ果物として扱われています。そのため、それらの野菜は「果実的野菜」と呼ばれています。

また、特異な野菜としてバナナやパイナップルがあります。バナナやパイナップルは、木になる果実というイメージがありますが、多年生の草本植物に実をつける野菜として分類されています。すなわち、バナナやパイナップルは木ではなく草の茎に花が咲き実がなります。そして、一度実がなった後は枯れてしまいます。

しかし、根茎から新芽が出てきて新しい茎が成長して再び実をつけます。そして、バナナやパイナップルも、イチゴ、メロン、スイカと同じように一般的には果物として扱われているため、果実的野菜と呼ばれています。また、トマト、ナス、キュウリなどは果実ですが、農林水産省はトマト、ナス、キュウリなどを野菜の中の「果菜類」として分類しています。

収穫前のバナナは、木の枝にたくさんの実がなっているように見えるよね!でも、その木(幹と枝)に見えるところは、偽茎(ぎけい)なんだ!すなわち、葉鞘(ようしょう)がいくつも重なって木のように太くて高い偽茎になっているんだよ!葉鞘とは、葉の根もとの部分が、茎を包み込み、鞘(さや)状になったものだよ!

野菜の分類

農林水産省による作況調査の対象品目(指定野菜又は指定野菜に準ずる野菜)は次のとおり分類されています。根菜類(ダイコン、ニンジン、ジャガイモ、サトイモ、カブ、ゴボウ、レンコン、ヤマノイモ/ヤマイモ)、葉茎菜類(ハクサイ、キャベツ、ホウレンソウ、レタス、ネギ、タマネギ、コマツナ、チンゲンサイ、フキ、ミツバ、

シュンギク、ミズナ、セルリー/セロリー、アスパラガス、カリフラワー、ブロッコリー、ニラ、ニンニク)、果菜類(キュウリ、ナス、トマト、ピーマン、カボチャ、スイートコーン、サヤインゲン、サヤエンドウ、グリーンピース、ソラマメ、エダマメ)、香辛野菜(ショウガ)、果実的野菜(メロン、イチゴ、スイカ)

果物とは

果物とは、2年以上栽培される木本(もくほん)植物に実る果実で、花が咲き、めしべが受粉して子房がふくらみ、種子を含む果実になる部分のことです。木本植物とは、茎に形成層があって、形成層が木質部をつくりながら成長して木となる多年生の植物のことです。

つまり、果物は2年以上栽培される木に実る果実です。ちなみに、食料品店などの野菜コーナーでアボカドを見かけますが、アボカドは木になる果実ですから、味に甘さや甘酸っぱさはないですけど、果物です。そして、アボカドは「野菜的果実」と呼ばれています。

一方、農林水産省は、果物の代わりに「果樹」という分類を使っています。果樹は、「概ね2年以上栽培される草本植物及び木本植物であって、その果実を食用とするもの」と定義されています。そして、バナナやパイナップルは、果実的野菜と呼ばれていますが、多年生草本として果樹に含まれています。また、栗、梅、ナッツ類なども木本植物としては果樹に含まれています。

果樹の分類

果樹は、落葉果樹、常緑果樹、熱帯果樹の3つに分類されています。落葉果樹(温帯果樹)には、リンゴ、ナシ、モモ、クリ、カキ、イチジク、クルミなどの高木性果樹、ブルーベリー、ラズベリー、グミなどの低木性果樹、ブドウ、キウイなどのつる性果樹があります。常緑果樹(亜熱帯果樹)には、かんきつ類、オリーブ、ビワなどがあります。熱帯果樹には、バナナ、パイナップル、アボカド、マンゴー、パッションフルーツなどがあります。

野菜類と果樹類

農林水産省の作物分類には野菜類と果樹類の類別区分があります。すなわち、野菜類には、サツマイモ、ジャガイモ、サトイモなどの芋類、ダイコン、ニンジン、ゴボウなどの根菜類、タマネギ、ニンニク、ラッキョウなどの鱗茎[りんけい]類、アズキ、ダイズ、ピーナッツなどの豆類(種実)、エダマメ、サヤインゲン、サヤエンドウなどの豆類(未成熟)、キュウリ、スイカ、メロンなどの瓜[うり]類、

トマト、ナス、ピーマンなどの茄子科果菜類、カリフラワー、ブロッコリー、ザーサイなどの油菜科野菜(花蕾[からい]及び茎)、コマツナ、チンゲンサイ、ミズナなどの葉菜類、フキ、アスパラガス、ワラビなどの茎野菜類、キンセンカ、カーネーション、コスモスなどの食用花類があります。ちなみに、イチゴは野菜類に含まれていますが、上記の類別区分には含まれず、イチゴ単独の個別扱いです。

そして、果樹類には、ライム、レモン、オレンジなどのかんきつ類、ナシ、ビワ、リンゴなどの仁果[じんか]類、モモ、アンズ、サクランボなどの核果[かくか]類、ラズベリー、ブルーベリー、グミなどのベリー類等の小粒果実類があります。ちなみに、バナナやパイナップル、アボカドは果樹類に含まれていますが、上記の類別区分には含まれず、それぞれ単独の個別扱いです。

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